粉塵、オイルミスト、熱環境からパソコンを護る防塵ラックまもる君シリーズ

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事例・知識

マイナス温度の倉庫現場にあるパソコンを保護したい

お客様が製造現場で抱える様々な課題を、防塵ラック「まもる君」が解決した事例をご紹介します。

相談内容

 

冬場はマイナス温度になる倉庫内にパソコンとプリンターを設置しているが、倉庫内は外気温と変わらずマイナス温度となるためパソコン類が度々動作不良を起こしています。無人のことが多く暖房器具を24時間ONにしておくことはできないため密閉性のある防塵ラックで解決できないでしょうか?

提案内容

  「ラック内部を温めたり保温するための
    ヒーターユニットを使⽤しましょう。」

課題解決方法

防塵ラックは、内部の熱をいかに放熱するかという構造ですが、逆にラック内部を温めたい保温したいという要望にはヒーターユニットをご用意しています。
具体的事例としては寒冷地の倉庫や工場以外に冷凍・冷蔵倉庫向けでの使用相談が多いです。冷凍・冷蔵倉庫の前室の場合は1年を通して5℃程度となる場所もありますので、放熱機器を搭載していない防塵ラックにヒーターユニットを入れて、パソコンにとって快適な10℃以上を保つように設定します。
寒冷地の倉庫や工場の場合は、朝一番でパソコンの電源が入らないという問題があるため、パソコンの通電を止めた夜間にヒーターでラック内を温めます。これらの事例の場合、夏場もありますので、放熱機器(熱交換器やクーラー)との連動仕様で温度コントロールを行います。

※パソコンやプリンタ動作に快適な温度帯はおおよそ10℃~35℃といわれています。

 
 

 

 

 

     

 

「ラック内部を温めたり保温するための     
     ヒーターユニットを使⽤しましょう。」

 
  ヒーター単独連動運転 内熱循環イメージ   ヒーターと熱対策機器連動運転 内熱循環イメージ  
         

 

 
選定のポイント

ファンタイプは、外気を取り込むための吸気口として除塵フィルターを設けているため、ラック内で温めた空気が外へ排出されてしまいますのでファンタイプはヒーターとの相性が良くありません。
ヒーターを使用される場合は、温めた空気が外に排出されないようにラック内を密閉する必要がありますのでラック背面がブランクとなっているタイプがメインとなります。しかし、夏場の温度が高温になる場所に設置される場合は熱交換器タイプもしくはクーラータイプをご選定していただき、ヒーターと連動してご使用ください。

 

 

提案機種

ブランクタイプ

背面ブランクタイプとは背面扉に放熱機器(ファン、クーラー、熱交換器)が搭載されていないタイプを指します。放熱機器を搭載しないブランクタイプにすることにより、ラック内部で温めた空気は外に排出されません。

 
   
ブランクタイプ

クーラータイプ・熱交換器タイプ

冬場はマイナス温度となる反面、夏場は40℃近くの高温になる製造現場もあるかと思います。その場合は、まもる君の熱交換器タイプもしくはクーラータイプをご選定していただき、ヒーターを搭載し連動してご使用ください。

 
   
クーラータイプ
熱交換器タイプ