テレビスタンド、デジタルサイネージ用スタンドをラインナップ

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02.デジタルサイネージスタンド選定のポイント、選び方

デジタルサイネージスタンドは、実はテレビスタンドからの派生製品です。今でもテレビスタンドを流用してデジタルサイネージとして置かれている事例を、街中で見かけることがありますが、そのテレビスタンドでは実現できなかった設置方法や運用方法を解決したものがデジタルサイネージの専用スタンドとなります。

 

テレビスタンドとデジタルサイネージスタンドの違い

主な変更点としては、次の通りです。
・テレビを縦型に取り付けたい(縦型設置で省スペース化となる)
・移動はさせたいが、足元のベースフレームが邪魔(店舗店頭や店内では当然)
・アイポイント(視点の高さ)を高くしたい、低くしたい(視認性向上、法規制)
・極端に高く、低くした分、チルト角度をもっと大きく取りたい(視認性向上)
・再生機器は棚に置くのではなく、中に隠したい(綺麗に見せたい、盗難防止)

こうした要望事項を具現化していく中で、デジタルサイネージスタンドという製品カテゴリーが確立しました。これらの事は既に解決済みとなっていますので、製品選択肢のひとつとして捉える事ができます。

 

デジタルサイネージでできること

現在では、「デジタルサイネージ」で意味は通じますが、あえて和訳すると「電子看板」になります。お店や取り扱っている商品など、何かを伝えるための手段ですので、一人でも多くの人に見てもらいたいでしょうし、季節によって看板の内容を替えていく必要もあるでしょう。

看板をデジタル化したことで、文字・写真・絵といった静止画が、映像やアニメーションなど動画として表現されることで人の注目を集め、また、季節単位ではなく、時分単位で表示内容(コンテンツ)を切り替えることができるようになり、ランチタイムとディナータイムで違ったメニューを流すことなど、朝飯前のこととなりました。 こんな便利なツールを使わない手はありません。最近では、誰でも簡単にコンテンツを作成するためのアプリケーションも揃っていますので、伝えたい自分の思いを表現してみましょう。

 

デジタルサイネージスタンド選定のポイント

それでは具体的にデジタルサイネージスタンドの選定作業に入っていきたいと思います。考慮しなければならないことが沢山ありますので、押さえておくべき重要なポイントを解説します。

 

1.ロケーションの確認

まずは、ロケーションの確認です。設置場所の有効スペースや電源コンセント位置の確認、人の流れを意識した画面の向きやアイポイント(視認性の良い画面の高さ)を想定しましょう。この作業を怠ると、想定外に小さかったとか目立たなかったなどの結果となることがあります。

 

2.テレビの選定

次は、搭載するテレビの選定ですが、スタンドメーカーの立場としては、業務用ディスプレイの採用をお勧めします。デジタルサイネージの場合、ディスプレイを縦にしたり斜め(チルト)にしたりと、民生用テレビでは有り得ない取り付け方をします。 テレビメーカーによっては縦型設置や斜めにすることを禁止事項としており、保証の適用が受けられない事も考えられますのでご注意ください。 また、最近の民生用テレビは薄型化が進み、スピーカーをテレビ底面に配置するケースが増えているため、その部分だけ厚みが出てしまい、テレビ背面がフラットとならず、物理的にスタンドへの取り付けができない製品もあります。 「難しいな」と感じたら、当社ホームページの搭載チェックアプリで確認していただくか、業務用ディスプレイをご採用ください。 テレビの取り付け方法及び保証内容につきましては、各テレビメーカーへ、直接お問い合わせください。

 

3.映像出力側の確認

続いては、映像出力側の確認です。候補は次の通りです。パソコン、DVD再生機、STB(Set Top Box)、スティックPC、USBメモリ、Wi-Fi接続など・・・。それぞれの用法用途は専門家にお任せするとして、スタンド選択時の確認事項としては、別置きする出力機器があるか無いかです。パソコンや、DVD再生機、STB等の場合、格納するスペースやオプションの収納ボックスを用意する必要があります。

 


確認した内容の一覧 
 確認事項     確認内容(ポイント) 
 設置スペース   1m×1m 
 アイポイント   1.3m テレビインチ 55インチ(縦型設置)
 VESA規格   W400×H400ミリ
 メーカー型式   ○○社 TV-55DS
 映像出力機器   STBあり

その他要望点 
 ・キャスター付きで移動ができること 
 ・STBを格納するスペース又はボックスがあること 
 ・ケーブルが見えないようケーブルの収納スペースがあること


 

こうした確認資料を作成してデジタルサイネージスタンドメーカーへ送れば、最適な1台が提案されてきますし、ご自分でも数あるスタンドの中から、条件に合った適切な1台を選び出すことができます。是非、挑戦してみてください。分らなくなったら、いつでもお手伝いいたします。