宅配ボックス製品シリーズ。不在時に荷物を受け取れます。

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宅配ボックスで新規ビジネスに挑戦中!

2017年02月14日

SDS 2017年の新規ビジネスは「宅配ボックス」

エスディエスにとって1月は新しい期がスタートする月です。今期(2017年)の活動方針の中に「新規ビジネスの立ち上げ」という大きな戦略目標があり、その第一弾のアイテムとして選ばれたのが「戸建住宅向け宅配ボックス」です。 まだ、具体的な商品も商流も何もない白紙の状態ですが、一歩一歩前進あるのみです。このレポートが今回限りで終わってしまうのか、3か月後、半年後も継続してご報告できているのか分りませんが、「宅配ボックス」ビジネス立ち上げの顛末を記録として残していきたいと思います。

「宅配ボックス」である理由とは?

まずは、何故「宅配ボックス」にしたのか、その経緯についてお話したいと思います。昨年(2016年)の9月頃から新しい事業の柱として、何かビジネスチャンスはないかと討議が始まりました。ところが、なかなか腑に落ちるアイデアが出てきません。時間だけが過ぎて行く中、「いま、個人的に欲しいものは何か?」という話題になり、私は「宅配ボックスが欲しい」と答えました。夫婦そろってネットで買い物をすることが多いので、「あると便利だろうな」程度の考えで回答したのです。 当社の商品をネットで販売していることもあり、「面白いかもしれない」と思い簡単な市場調査を開始しました。 そうした中、いろいろな事が分ってきました。

・インターネット通販の拡大(流通貨物個数の増大) ・再配達回数増加の問題(人手不足、コストアップ、CO2排出量増加) ・国土交通省「宅配の再配達削減に向けた受け取りの多様化促進検討会」等の取り組み   http://www.mlit.go.jp/report/press/tokatsu01_hh_000234.html ・税制改革による共働き世帯の増加(不在時間の増加)

運送会社のみならず、政府も再配達増加を問題視しているという背景が分ってきました。 今年1月17日付けの日本経済新聞では「宅配効率化へ補助金」と、一面トップで報道されました。政府が宅配ボックスの設置(まず500か所)に5億円の予算を計上したというニュースです。

社会問題でもある【再配達の削減】に貢献・寄与できるモノであるという点で、商品化の意義を見出すことができました。また、商品として既に市場では販売はされているものの、実際に設置している戸建住宅を見かけたことが無いという現状認識もあり、これからの市場かも知れないと考え、そして、挑戦することにしたのです。

運用実験開始!

今年に入り、組織体制も変わり、私は新規ビジネスを創出する部署へ異動となりました。「宅配ボックス」の商品企画書を作成しなければなりませんが、まったくの新規市場なので、右も左も分りません。また、ユーザーの声(不満点など)をヒアリングするにしても、実際に設置しているお宅を見たことがないので、どうしたら良いかもか分らず、とりあえず自分自身がユーザーになろうと考えました。調査の一環で購入した先行メーカーの「宅配ボックス」も手元にはあったのですが、そこは自社商品メーカーとして譲れないところです。「何でもいいから作って」という曖昧な注文で製作依頼をしました。しかし、流石、金属製家具製造業の現場力です。こんな製品が出来上がってきました。

宅配ボックス設置事例

元々、当社はステンレス製のボックス「佐助くん」やスチール製のラック「まもる君」を製造しているので、この手のボックスであれば簡単に作ることができます。生産ラインもボックスやラックを製造するために最適な機械が揃っているので、当然と言えば当然なのですが…。

実験用「宅配ボックス」の仕様は次の通りです。 ・ 外形寸法:W390×H570(架台部含まず)×D190ミリ ・ 内部寸法:W340×H525×D165ミリ ・ ボックスは水切構造で雨水が内部に浸入しない ・ 架台に100ミリのSUS製レベルアジャスターを装備し、傾斜面に対し水平に設置可能 ・ 扉はパチン錠と南京錠の組み合わせで施錠 ・ 扉内部には印鑑収納スペースあり

設計者の意図として、横幅390ミリは外構工事で使用するコンクリートブロックの寸法に合わせてあるとの事。外塀に埋め込む設置方法ができるサイズ感という訳です。なるほど! まずは、これで運用実験開始(2月1日設置完了)です。 因みに、先行メーカーのパナソニックさんでも昨年11月14日から宅配ボックスの実証実験を福井県あわら市(当社は石川県に本社・工場があるのでお隣の県ですね)で開始しています。 http://sumai.panasonic.jp/exterior/takuhai/combo/project/index.html 当社の実証実験は埼玉県上尾市で行っています。読売テレビ「秘密のケンミンSHOW」では、日本で一番社長の多い県として福井県が、一番社長の少ない県として埼玉県が紹介されていたので、対抗心メラメラです。笑

「宅配ボックス」はコミュニケーションが重要

さて、「宅配ボックス」を自宅に設置してみるとユーザーとしての考えなり、意見なりが醸成されてきます。玄関先にボックスを置いただけで、配達のドライバーさん達は「宅配ボックス」だと理解して荷物を入れて行ってくれるのだろうか、とか…。 顔なじみのドライバーさんには協力してもらえるように声を掛けましたが、知らないドライバーさんには何だか分らないだろうと思い銘鈑シールを貼ることにしました。それと、使い方もお知らせする必要があるなと考え、使用手順書を作成して扉内側へ貼り付けました。そう考えていくと、「宅配ボックス」ってコミュニケーションが必要なんだなと思います。

宅配ボックスの銘板 カッティングシートで作成 エスディエスの宅配ボックス

その他にも、強風による転倒やボックスごとの盗難対策も必要と考え、自転車用チェーンロックを追加してみました。設置環境によってはパソコン用のセキュリティワイヤーなどでも良いと思います。

チェーンロック チェーンロック使用例

受領用の印鑑も宅配ボックス専用印を作成してみました。悪用・誤用を避けられるのではないかとの考えからです。 いろいろと探してみましたが、次の条件を兼ね備えている印鑑はサンビー社の「クイックC12」しか見つけることができませんでした。ルビ部分は13文字まで入れられるとのことなので、アイデア次第でいろいろな表現ができそうです。朱肉の色も6色から選べましたが、今回は「青」にしてみました。 http://www.sanby.co.jp/product/c12.html ・ルビ文字の挿入ができる(専用印であることの証明が可能) ・キーホルダーやストラップが取り付けられる穴付き ・朱肉のいらないネーム印 ・キャップの取り外しが必要の無いタイプ

宅配ボックス専用印

印鑑の落下による破損や紛失対策用に、伸び縮みするストラップを追加しました。

ストラップ ストラップ使用例

設置事例としては、完璧なのではないかと思います。早く、宅配ボックスに荷物が届かないか楽しみです。 今回調達した「宅配ボックス」強化グッズ一覧(ご参考まで)

品目 メーカー 商品名・型式 税込価格 購入サイト
 銘鈑シール  デザイン工房  宅配ボックス 4cm×6文字 774円   Yahoo!ショッピング
 チェーンロック  アサヒサイクル  デンピーロック 65cmホワイト 540円   Amazon
 専用印鑑  サンビー  クイックC12 別製品 ルビ付き 2,700円   まねき屋(リアル店舗)
 ストラップ  藤本サービス  強力バンジーコイル携帯ストラップ 779円   Amazon

今回のレポートはここまでです。設置が完了しましたので、実際の運用を通じて「宅配ボックス」に必要なモノ・コトを収集しつつ、商品企画に必要な仕様を詰めて行きたいと思います。